初めての妊娠出産は戸惑う事ばかりでした。

7週目位から悪阻が始まり
動悸、目眩、貧血で動くことが出来なくなりました。



お米匂い、冷蔵庫の匂い、水回りや自宅の匂い…
今まで気にならなかった匂いにも敏感になりました。

24時間続く吐き気と嗚咽。
身体の変化やマタニティトラブル。

妊婦さん」って側から見たらとてもキラキラしていて
幸せな事ばかりだと思っていた私。



「 トツキトウカ 

お腹の中で目に見えない命を守り抜く事が
どれだけ大変な事なのかを初めて知った21歳の頃。


10時間の陣痛を耐え元気に産まれてきてくれた
3204gの小さな小さな命。


助産師さんに
「初産にしては安産だったね」と言われたけれど。
産んだ後の全身筋肉痛、浮腫で膝は曲げられなくなり
抱っこで腱鞘炎、疲労から首と肩はずっと痺れた状態。
裂けて縫った傷口でまともに歩けず、
ましては2ヶ月近く普通に座る事すらできないのに
これでも安産というのか…と当時は衝撃的でした。笑


長男は本当に手の掛かる性格で理由も分からず
常に朝も晩も本当によく泣く子で。
また1年間完母だった事もあり長時間
子供と離れることはほとんどありませんでした






私は、

勝手に目に見えない責任を背負って
勝手にひとり頑張っているつもりになって
小さな小さな命と24時間向き合い
自分の思い通りに進まない家事と育児。
寝不足と疲労でほんの小さなことでイライラして、
大切な家族に当たってしまう自分がいました。



もちろん。我が子は可愛くてたまらないけれど
こんなにも小さな命を守ることが大変だなんて
分かっている「つもり」になっていただけで
私は全然分かっていませんでした。


長男が1歳を過ぎてほんの少し育児に余裕ができた頃

ふと自分のこれからの人生について考えました。

いつか子供たちが自分の手を離れた時。
わたしには何が残るのだろうか…
そんな事を考えるうちに何か
「手に職が欲しい」と考える様になりました。
美容には興味があったのでこの頃から漠然と
エステの仕事がしたいという思いがありましたが

同時にその頃には2人目も授かれればいいな。
という思いもあった為
何も行動に移すことはありませんでした。






長男を出産して2年後。

2878gの次男を無事出産しました。


月齢ならではの大変さはもちろんあるけれど
夜泣きも数回程度で早い段階で生活リズムも安定し
長男と
比べるとあまり手の掛からない性格の次男



この頃はまだ長男も幼稚園にも行っていなかったので
0歳と2歳の息子達と24時間慌ただしい毎日を過ごす中…

以前から抱いていた
自分の気持ちに変化はなかったのですが

…でもまだ無理だろう。タイミングじゃないだろう。
と、私は挑戦する前から諦めました。








2020年、夏。

人生で一番悲しい経験をしました。

そんな時たまたま見つけた鎌倉にある
オーガニックコスメや
食品を売っているお店。
そして何よりその世界観。
またオンラインで学べるスクール制度。


母として、女性として、

ひとつひとつの言葉が胸に突き刺さりました。
こんなに「言葉」で人の心を動かす事ができるのか。と。
感動し、共感することばかりのブログ。






出来ない理由を探すのではなく、
結局はやるかやらないか」

私の心に一番響いた言葉です。



子供が小さいから。とか

まだ準備が整っていないから。とか
出来ない理由ばかり無意識のうちに
探していた事に改めて気付かされました。

すぐにエステを予約してエステに行った
その日に入学を決意しました。





世界観はもちろん
厳選された国産オーガニックコスメを取り扱い、
オールハンドで
お客様1人1人に合うコスメを選んでご提案する。

また人や環境に優しく
コスメひとつひとつに込められた作り手の
「想い」や「物語」があるということ。



初めて自分のやりたいことが見つけられた
あの瞬間の感動をいつまでも忘れずに。
これから「セラピスト」として
成長していきたいと思っています。